『ガンディーの遺言
村単位の自給自足を目指して』 (ブイツーソリューション発行・星雲社発売
・800円+税 )
主として1940年代にガンディーが書いた記事をガンディー全集より抜粋して、編集したものです。
「経済的平等を実現するには、私が述べてきたやり方しかありません。わたしの言葉を心に留めておいてください。私が死んだときに思い出してください」(P76より)と語られる言葉は、私たちの向うべき方向を案内してくれています。
格差が広がる社会の中で、私たちは自分が生き残ることに精一杯で、弱者を思いやる余裕をなくしがちです。だからこそ、平等を実現する非暴力の方法をガンディーから学ぶ必要があります。その方法とは、自らの労働によって必需品を得ることと、「受託者制度(trusteeship)」に代表される富に執着しない生き方です。
環境破壊、経済危機、現代の行き詰まった問題を解決する鍵となる思想
近代文明批判
なぜみんなこんなに忙しく、競争を強いられているのでしょうか。大型機械に代表される近代文明に原因があるとガンジーは言います。はたして…
糸車の思想
人々が平和に生きるには、糸車を廻して糸を紡ぐ日常を取り戻すしかないのです。すぐには受け入れがたいとっぴな思想ではありますが、じっくりと読んで下さい。きっとあなたも…
『ガンジーの教育論』
(ブイツーソリューション発行・星雲社発売・800円+税 )
ガンジーは1937年に『新しい基礎教育』を提唱し、教育に関する執筆、講演を精力的に行いました。ガンジー全集より、それらを翻訳して出来上がったのがこの本です。
書物の知識ばかりを頭に詰め込んでいることが人間を駄目にしている。肉体労働を通した教育が必要だというのが、ガンジーの主張です。非常にユニークな教育論です。
ユニークではありますが、失業の問題、地球の荒廃、心の荒廃など、今日の私たちが抱えるいろいろな深刻な問題を解決するヒントがある教育論です。
『非暴力・平和・糸車 ガンジーに学ぶこれからの生き方』
(ブイツーソリューション発行・星雲社発売・950円+税)
2004年10月からに2009年7月までの約5年間、ガンジー思想を紹介するエッセイを市民メディア「ピースネットニュース」(http://www.jca.apc.org/peacenet/)に、連載をさせていただきました。その連載に加筆修正を加えて、整理したのが本書です。
今の日本に生きる私たちにとって、ガンジーの思想がどのような意味を持つのかを私なりの体験をふまえて書かせていただきました。
江戸時代の思想とガンジー思想の共通点にも触れてあります。西洋的考え方の延長線上ではなく、足元にある東洋の叡智に、現代の問題を解決するヒントがありそうです。