じゃがいもを掘りながら

じゃがいもを掘りました。

夫の実家の畑のじゃがいもを、数日前から夫と掘って、なんとか全部収穫することができました。

種芋を買いすぎですよね。

一面をジャガイモにするのではなく、いろいろな野菜を少しずつ育てれば、作業が分散できて、もう少し楽になるのですが、義父母が所有し、管理する畑だから、私たちの思い通りにはできません。そうは言っても、高齢の義父母がじゃがいもを掘ることはできないので、結局、夫と私で頑張るしかありません。

せっかく掘ったじゃがいもも、売れなければ結局腐らせてしまうことになります。化学肥料を使った慣行栽培のじゃがいもですが、欲しい人いますか?。

 

私は農薬や化学肥料を使わないで作物を育てたかったので、義父母の畑の隅っこを貸してもらって野菜や綿を育てていましたが、勝手に除草剤や肥料を撒かれてしまうので、諦めて、

今年からは他の場所を借りています。

義母は軽度の認知症だから、怒っても仕方ないし、家族だからゆえの難しさもあります。

 

このようなことは我が家だけの特別のことというよりも、案外、農村地域に普遍的に存在するしがらみではないかと感じています。家族の中で年下で余所者である嫁の言葉に耳を傾けてもらえる余地はあまりないです。身内であるはずの夫であっても、ずっと県外で暮らしていて、数年前に帰ってきたばかりなので、なかなか思い通りにできず苦労しています。農業は本来は楽しい仕事だと思うのですが、楽しくなくなる仕組みが出来上がってしまっていますね。

過疎化の原因はこういうところにあるのかもしれません。