共通テストについて思うこと

共通テストの英語の問題を見ていて、実用重視になったものだと思いました。

外国語を学ぶことの目的の一つとして、異文化理解があると思うのですが、シェークスピアも聖書も素通りする英語教育ってなんなのだろう?と、ふと思ってしまいました。

 

もちろん、高校教育でシェークスピアを読むことは無理ですが、その下地づくりは必要だと思うのです。

 

世界中で若者たちが地球温暖化に抗議して立ち上がっている中で、彼らと対等に語り合える若者を育てるためには、人はいかに生きるべきなのかを考えさせるような教材が必要だと思っています。

 

しかし、今回の共通テストのように、最短の到着方法や甘味料を甘い順に並べるという、クイズのような設問では、クイズを解く技術を身につけていくだけになり、日本の若者が取り残されていくのではないかと危惧しています。