学びの場は学校だけでしょうか?

 多くの学校が新学期を迎えます。1ヶ月前よりも感染が広がっている中で、再開することに不安もあることでしょう。それでも、子どもたちの教育をこれ以上遅らせられないということが理由となっているようです。ただ、これだけ感染が広がっている中では、危険が伴うような気がします。

  そもそも、教育、あるいは学びは、学校で机を並べて授業を受けなければ得られないものなのでしょうか?

 『獄中からの手紙』というガンディーの著書があります。ガンディーは独立運動中、何度も投獄されました。しかし、そのことによって運動が途絶えることはありませんでした。獄中からも、手紙を書いて運動を指導していきました。そのような言葉による指導を受けて、独立運動を担う弟子が育っていきました。

 ベネッセという岡山発祥の企業がありますが、通信教育の赤ペン先生が人気となり成長した企業です。赤ペン先生が一人一人の状態にあわせて書いてくださるアドバイスに励まされていた生徒が大勢いたようです。

 オンライン授業という取り組みも行われているようですが、むしろ、郵便を利用した通信教育も良いかもしれません。課題の添削を通して、一人一人の弱点に寄り添うことができれば、学力もついていくでしょう。生徒と教師が交換日記をするように、やりとりができれば、今までよりももっと親密になれるかもしれません。

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コメント: 2
  • #1

    雙松麻衣子(ナラマツマイコ) (日曜日, 25 10月 2020 10:43)

    突然メールしてしまい申し訳ありません。
    初めまして。私は北海道旭川市に住み、4年前からハウスで綿花の栽培をしています。全て独学で綿花を500株育てています。
    学びの場は学校だけでしょうか?の記事を読みとても共感し私が想い描いていたことが書いてあり、心が打たれ思わずコメントを書いてしまいました。
    赤ペン先生!昔よく言っていました。懐かしい言葉です。言葉がまとまらずとても読みにくく申し訳ありません。
    突然のコメント失礼しました。

  • #2

    片山 (金曜日, 30 10月 2020 21:15)

    雙松麻衣子さま
    コメント、ありがとうございました。
    感染の第3波がきていますね。個を確立する機会と捉えたいです。
    群れてワイワイすることも楽しいですが、今は、古典に触れたり、先人から学ぶ時間にできればと思います。一人黙々と作業をしたり学んだりする中で、深い深い気づきが与えらえるかもしれません。